ビジネス能力検定 ジョブパス
文部科学省後援
ビジネス能力検定は、仕事に役立つ論理力・表現力から、
入社前、インターンシップ前に身に付けたいビジネススキルや
ビジネスマナーまで、総合的な能力を客観的に評価します。
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中部大学
就職率と意欲の向上に寄与するB検
プログラムを開発した
山口経営情報学部 副学部長
文系3学部に特化したキャリア形成支援の柱に
学部生で1万人以上が学ぶ愛知県の総合大学・中部大学では、2012年から文系3学部の2年生を対象に「キャリア形成支援プログラム」を実施しています。企業見学やビジネス講演会などによる職業意識の向上に加え、ビジネス能力検定(以下B検)は、合格という成功体験を通して学生の意欲を引き出し、高い就職率に繋げています。
中部大学は1964年に工学部4学科を有する中部工業大学として発足しました。1984年から総合大学を目指し、現大学名に名称変更するとともに、新たに経営情報学部、国際関係学部、人文学部、応用生物学部、生命健康科学部、そして現代教育学部を相次いで開設。現在では7学部30学科体制です。建学の精神は「不言実行、あてになる人間」で、広く社会に役立つ実学教育を重視しています。
従って同大はかねてより就職率の高さを1つの訴求ポイントとしていましたが、2011年頃の新卒就職市場の悪化を受けて、とりわけ文系学部の学生の内定率が目に見えて落ち込みました。危機感を持った同大は議論を重ねた末、文系学部のうち経営情報学部、国際関係学部、人文学部の2年生を対象に、「キャリア形成支援プログラム」と呼ばれる課外活動プランを構築。2012年度から実施しました。
検定合格の成功体験が他の資格取得の意欲に
ケース問題を題材にしてGWで考え深める
文系3学部も就職率高まり就職に強い中部大学が復活
キャリア支援課
インターンシップ担当 田中氏
キャリア支援課 小島氏
検定合格の成功体験が他の資格取得の意欲に
「教育や医療などの専門性の強い学部や、理系学部の学生は働くイメージも描きやすいのですが、この文系3学部は製造業から各種サービス業まで幅広い選択肢があるだけに、自分に向く職業や会社を把握するのが難しい。3年次からの就職活動を行う前に、様々な企業と触れあい、自分なりの職業観を確立させる取り組みが必要だと思いました」と語るのは同プログラム立ち上げの中心となった経営情報学部の山口直樹副学部長。全9回からなるプログラムは、人気企業の関係者を招いた学内講演会や会社見学会などが段階的に組み込まれています。
そして同プログラムのもう1つの柱がB検です。当時、文系学生の資格取得意欲の低さが問題視されていましたが、「実態を調べてみると、推薦で入る学生はそもそも試験を受けて合格する『成功体験』が少ない。さらに『自信がない』という声も多い。資格試験のハードルは相当高かったですね」と山口先生は振り返ります。「まずはB検3級の合格で自信をつけ、他の資格取得にも繋げることが狙いでした」。
ケース問題を題材にしてGWで考え深める
B検を選んだのは、「問題の構成を見るとビジネスだけではなく、部活やアルバイトのシーンなど普段の学生生活と結びつく内容が多かったからです。また翌年から始まる就職活動に備えるという面でも、2年生で受検することに意義があると思いました」とキャリア支援課の田中順氏は指摘します。
B検対策講座と検定日はプログラムに組み込まれ、対策講座は検定日のおよそ一カ月前に集中開催します。特徴的なのはグループワークを重視していること。「時事問題はもちろん、B検では特にケース問題を題材にして学生達にディスカッションさせています。各グループの発表を踏まえて別の回答はないか再び議論するなど、多角的に物事を考えさせています」。(山口先生)
受検者は3学部の2年生の3割近くとなる300人前後。近年の3級合格率は、全国平均を大幅に上回る数値で推移しています。
「一番の効果は他の資格講座の受講者が増えたことです。今年はB検2級対策講座を100人近くが受けましたし、他の簿記やITパスポート講座も増加しています。受講者が激減して資格取得講座自体がなくなった導入当時を思えば大きな成果です」。(同)
またキャリア支援課が行った学生アンケートでも、「就活を通してB検で問われていたことがいかに重要か、身に沁みてわかりました」「学生時代にもB検は必要な知識だと思いました。1つひとつ丁寧に取り組んでいきたいです」といった声が寄せられています。
文系3学部も就職率高まり就職に強い中部大学が復活
導入から5年が経ち、キャリア形成支援プログラムも少しずつ改善を進めています。「今年度から春に行っていたB検の授業と検定を秋に移行しました。2年生の秋頃が大学にもすっかり慣れ、一番自由な時間があると考えたからです。この時に自分の力を試してほしい」と語るのはキャリア支援課の小島愛理氏。
プログラム全体では『技マルシェ』と呼ぶ“企業によるプレゼンテーションに自由に参加し自分自身を深める会”を新しく始めました。中部大学は地元企業との繋がりが強く、大学を応援する幸友会組織に属するおよそ800社の企業から今年度は技マルシェに18社が出展しました。
2015年度の中部大学の就職率は98・8%。プログラム対象の文系3学部でも、経営情報学部99・6%、国際関係学部99・1%、人文学部96・3%と、人文学部以外は前年度を上回りました。文系学生の就職力向上に、キャリア形成支援プログラムとその柱の1つであるB検が寄与しています。
(取材日:2016年11月)
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